2019年12月ドイツ修行の旅
【ルッツさんの工房編】2日間通して
ルッツさんの工房へお伺いするのは2年ぶり。あの時は遅刻したこともありかなりの緊張感と不安の塊でシュトレン2種を学んできましたが、今回は森本さんの通訳と仲間たちだけの個別レッスンをして頂けたのでより深く楽しく学ぶことができました。
(2年前のルッツさんの工房での様子はこちら→https://ameblo.jp/fujifuji0893/entry-12333590808.html?frm=theme)
1日目はまずはフルーツの仕込みからスタート。
シュトレン用、フリュヒテブロート用にフルーツのカットをしました。ドライアップルは、普段私が使っているものとは別物。さらにビオなので薬品漬けになっておらずサクサクしていてそのままでもとっても美味しい。
アプフェルシュトューデルも作りました。これも生のりんご3種をカットしていくところからスタート。出来上がった生地をみんなで薄く伸ばしりんごやスパイスをたっぷりのせて巻き込みます。ソースはお菓子専門の桂さんが作って下さいました。
二日目は各種本捏ねからスタート。発酵、成形をへて焼成までかなりの時間がかかりました。ベックメナー(ベックマン)の余った生地では別の製品も作って下さいました。ちょうど良い甘さで美味しい。
シュトレンもライ麦パンもそうですが、やっぱり大きくなると成形が難しい。たくさん作らないと体に染み込まないですねぇ。
シュトレンはサワー種を使ってイーストは無し。なんて美味しいのだろう!2年前に教えて頂いたシュトレンも激うまでしたがサワー種の酵母だけでこれだけしっとりしたシュトレンが焼けるなんて感激です。特にMehlkochstückが決めて手ですがAroma-MischungもSauerteigも本捏ねもどれもこれも計算され尽くされているからこその美味しいさ!来年、2月に講習予定ですよ!お楽しみに!
シュトレンのレシピはこれ↓4冊目の本にあり!
ルッツガイスラーさんのブログはこちら→https://www.ploetzblog.de
二日間を通してルッツさんのパンを習うことでより一層ドイツパンが好きになりました。ルッツさんの作るパンはどれもこれも美味しくて繊細。その秘訣はレシピにあり!レシピの数字一つ一つが一個のパンを作りだすために逆算されている。そんなこと当たり前なのですが、プロの方でもたまに「?」と言う数字が並んでいることがありますよね。
ルッツさんにはそれがありません。
やはり地質学者だからこその緻密な数字であり、万人に感動を与えるパンになるのだと実感しました。
私もそんなパン作りが出来る様になりたいです。ルッツさん、今年もありがとうございました。